【Python】ZOZOTOWNの人気商品データから、メンズの2018年夏のトレンドや傾向を読み解く。

こんにちはオカモトです。

今回の記事はタイトル通り”ZOZOTOWNの人気商品のデータから今年のトレンドを読み解く”という内容です。

そこでどんな方法でどのようにして読み解くのかがこちら

  1. メンズ人気商品200個の商品名を収集
  2. 商品名を名詞に分解
  3. その中で頻出の名詞をピックアップ
  4. 頻出名詞をランキング形式に並べトレンドを読み解く

という感じになっています。

この作業の中で使うツールがこちら

・Python3.5

・pandas

・janome

・スプレッドシート

今回はこちらを使っていきたいと思います。

分析を始める前に仮説を立ててみる。

分析をやる前に。一応、僕の仮説を書いていこうと思います。

なぜなら、本来分析とは仮説があり、それを検証するためにあるからです。

仮説① ワイドシルエットが本格的に市民権を得始めた。

仮説① ワイドシルエットが本格的に市民権を得始めた。ということ。

ワイドシルエットはここ数年、どのブランドもかなり力を入れて打ち出しているテイストの筆頭で、最近街でかなりよく見かけるようになりました。渋谷に行くとかなり、ワイドシルエットの方は見かけるのですが、僕の地元ではあまり見かけることが以前はあまりなかったんです。

しかしここ最近になり、「お、ワイドシルエット本格的に浸透し始めている」感があちらこちらで見られるようになった。なので、おそらくワイド系の商品が数多くラインナップに並んでいると今回は予想。

仮説② ストライプが流行っている感じがする。

①に引き続き、ストライプのプルオーバーやトップスも最近ちらほら見かけるようになったので、ストライプも今年の傾向なのかと仮説。

去年、販売員をしていた時はあまりストライプというよりは、無地のプルオーバーの方が売れ行きがよかったせいもあり、今年はストライプを本格的に打ち出しているのかもしれないと予想。

仮説③ ZOZOSUITSの影響でカスタムやオーダーといったワードがトレンド入りしている。

このメディアでも散々触れているZOZOSUITS(→ZOZOSUITの登場でこれからのアパレル業界は大きく変わる。)ですが、やっとユーザーの元に配送され、多くの層に浸透していることもあり、自分の体型にあった、自分だけの商品を表すオーダーやカスタムという類のワードがランキングに多数あると予想。

仮説まとめ

・ワイドシルエットが本格的に市民権を得始めた。

・ストライプが流行っている感じがする。

・ZOZOSUITSの影響でカスタムやオーダーといったワードがトレンド入りしている。

それではこちらの仮説を元に検証してみましょう。

商品名を収集する

まずは商品名をメンズ人気商品ランキング200から収集します。

実際のコードはこんな感じです。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.keys import Keys

# PhantomJSのWebDriverオブジェクトを作成。
driver = webdriver.PhantomJS()


# ZOZOのランキングページ画面を開く。
driver.get('http://zozo.jp/ranking/all-sales-men.html')

#ページのスクリーンショット(確認のため消してもおけ)
driver.save_screenshot('search_results.png')

# スクレイピングの結果を表示する。
contents = [] 

#'p.brandName'=ブランド名 'dt'=商品名 'dd.price'=値段

#今回は商品名のみ取得

for a in driver.find_elements_by_css_selector('div.rankItemset'):
        #X=a.find_element_by_css_selector('p.brandName').text
        Y=a.find_element_by_css_selector('dt').text
        #Z=a.find_element_by_css_selector('dd.price').text
        content = Y
        contents.append(content) 
        print(content)

 

このコードを実行するとこのような結果が出力されます。

そして、商品名の羅列をスプレッドシートにまとめます。

(めっちゃ簡単。。)

スプレッドシートから商品名を読み込む

先ほど収集した商品名データを、こちらのスプレッドシートにてまとめます。

次はこのシートの読み込み、商品名を分解していきます。

商品名から頻出語をピックアップ

先ほどの商品名をまとめたスプレッドシートを読み込み、商品名を単語ごとに分解していきます。

実際のコードはこんな感じです。

# Janomeをインポート
from janome.tokenizer import Tokenizer
from janome.analyzer import Analyzer
from janome.tokenfilter import *
import pandas as pd
fp = open('item_name.csv',encoding="UTF-8")
token_filters = [POSKeepFilter('名詞'), TokenCountFilter()]
a = Analyzer(token_filters=token_filters)
text = fp.read()

# 並び替えたものを表示 
contents=[]
contents2=[]
for k,v in a.analyze(text):
    if v>4:
        contents.append(k)
        contents2.append(v)

 #ランキング表にする       
df=pd.DataFrame({"名前":contents,"数字":contents2})

df2=df.sort_values(by=["数字"], ascending=False) #降順ソート

df2.head(100)

 

頻出語をまとめてみる

ランキング形式で、出た頻出語をまとめてみました。(2018年7月2日のもの)

頻出語の中には空白や参考にならない文字(一応名詞のみ抽出しようと試行錯誤したがうまくいかず、、、)があるのでそれらを除去した綺麗なランキングを作りました。また辞書にはないキーワードが含まれている場合こちら側で数えて追加しています(完全に力不足。。)

分析の結果このようなシートになりました。

順位 頻出語 回数頻度
1 シャツ 71
2 パンツ 32
3 Tシャツ 30
4 MEN 19
5 オーダー 17
6 nano universe 16
7 限定 16
8 WEB 16
9 HARE 14
10 スーツ 14
11 半袖 13
12 パンツ 11
13 カスタム 10
14 別注 10
15 デニム 10
16 セット 10
17 無地 9
18 スキニー 9
19 ドレス 9
20 ストレッチ 9
21 パターン 9
22 プリント 9
23 カラー 8
24 ヘリンボーン 8
25 ショート 8
26 ロゴ 8
27 ポケット 8
28 Champion 8
29 ZOZOSUIT 8
30 コットン 8
31 ワイド 7
32 ネック 7
33 浴衣 7
34 メンズ 7
35 オープン 7
36 HARE 7
37 クルー 6
38 綿 6
39 チャンピオン 6
40 掲載 6
41 ブラック 6
42 ビッグ 6
43 ショーツ 6
44 オリジナルス 6
45 グレー 6
46 スリーブ 6
47 シルエット 5
48 ホワイト 5
49 インディゴブルー 5
50 スリム 5
51 オックスフォード 5
52 ポロシャツ 5

それではここから仮説の検証を行なっていきたいと思います。

検証の時間。 先ほどの仮説を検証してみる

仮説まとめ

  1. ワイドシルエットが本格的に市民権を得始めた。
  2. ストライプが流行っている感じがする。
  3. ZOZOSUITSの影響でカスタムやオーダーといったワードがトレンド入りしている。

ワイドシルエットが本格的に市民権を得始めた。→2018年春に比べて約二倍という結果に

前にも、このような分析をした際保存しておいたデータを見ると、このような結果になりました。

2018年三月時点での「ワイド」というキーワードの登場回数はたったの4回。

それに対して、今回の結果では登場回数が9回となっているので、今回の比較では(比較材料が少ないですが)確実に”浸透している”といって良いのではないでしょうか。

ちなみに前回の分析してみた記事はこちら→ZOZOTOWNのメンズ人気商品トップ200をプログラミング言語”Python”を使って分析してみた。

ストライプが流行っている感じがする。→流行っていなかった。(登場回数1回…)

はい。大きく予想を外しました。笑

なんとストライプというキーワードはたったの一回。なんともしょっぱい結果に。。

あくまで今回は ZOZOでの分析ですが、予想していたよりもかなり下回った結果になってしまいました。。

ZOZOSUITSの影響でカスタムやオーダーといったワードがトレンド入りしている。→かなり的中

ZOZOでの分析とは言え、やはりZOZOSUITSの影響はかなり大きいものがありますね。

先日、スーツのオーダーをZOZOがリリースしたことにより、「カスタム」や「オーダー」といったユーザー一人一人の体型に合わせたサイズを意味するキーワードがかなり登場しています。→ZOZOSUITの登場でこれからのアパレル業界は大きく変わる。

ランキングをみてもスーツがほとんど。。上位に頑張って食い込んできるChampionとスーツという図式がなんとも面白い。。

個人的には「カスタム」や「オーダー」といったキーワードは一過性のトレンドに収まる気配はなく、”普段使いのアイテムが自分仕様である”という世界が定番になっていくのかなと思っています。

新たな発見 夏はボトムスが売れやすい?

過去に、このような分析を行なった際に感じたのは、春先はボトムスがあまり売れていない(人気ランキングに上がっていない)ということ。確かに衣替えにおいて春先のボトムスは冬のボトムスで事足りるということなのかもしれません。。。

一方で7月の分析ではボトムスのランクインが春先(3月)と比べても全体のランキングのシェア率として12.5%→16%ほど伸びています。

気温の影響もあり、ハーフパンツや薄手のボトムスが売れやすいのかもしれません。

春先と比べてボトムスに関しては、需要がある程度伸びやすいという点で、改めて新しい発見でした。

頻出語から見えてきたファッショントレンドは”自分仕様”

よく、ファッションは流行りが周期的なサイクルで巡ってくると言われています。

がしかし、テクノロジーが進化してきた今、それがファッションの分野にも進出。特に2018年それは顕著に表れているのかなと。

関連記事:【ファッションテック】ファッションにおける、消費者の買い物を変えそうなテクノロジー5選

ゾゾスーツに代表されるように、テクノロジーの進化によって過去にはなかったテイストやファッションの形がこれからどんどん生まれてきそうな予感がしています。→ZOZOSUITの登場でこれからのアパレル業界は大きく変わる。

特に、過去には普段着にオーダーやカスタムといったキーワードが出てくるわけでもなく、間違いなくテクノロジーによって新たなスタイルが生まれてきています。

今後、これまでの周期的なトレンドからは少し異なったファッションの形がみられるのではないか

 

以上、人気ファッションブランドの商品データから、2018年夏のトレンドや傾向を読み取ってみる。という記事でした。

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