こんにちはKensuke Okamotoです。
昨日ファッションの記事など読み漁っていたらすごく面白そうな次世代ブランドに出会ってしまいました。
その次世代ブランドは、どこが面白いかって服に対する考え方や、服を売るプロセスがとにかく面白かった。
早速ちょっと興奮気味に書くのでどうぞ最後まで見てください。
ちなみに読んだ記事はこちら(次世代ブランド「フーフー」の「最高じゃなくても最適な服」)
次世代ブランド「フーフー」とは

出典:foufou
「フーフ」はいわゆる次世代ファストファッションという位置づけのブランド。
どこらへんが次世代なのかというと
・EC専売が主体(ほうほう)
・大量生産してない(むむ??)
・服自体の作られた背景などの消費者への提示(素晴らしい。。)
・ウィメンズ限定
・原価率が50~70%(トップクラス)(!!!!?????)
という点があげられる。
ブランドイメージはユニクロやザラでは物足りない、こんなの欲しいなを叶えてくれる、程よくおしゃれで質が良くかつ安く提供しているブランド。
ここまででもすごく次世代感が満載だと思います。
「フーフー」の”健康的な消費”とは
最近ファストファッション業界でも特に問題となっているのは、服を安く生産する上で起こる「低賃金」や「過酷な労働環境」のいわゆる”裏側”の部分です。
アジア諸国は賃金が安く住むために、海外のファストブランドがそこを拠点に生産しているんですね。
僕たちが普段、安く最新トレンドの服を買えるのはこうした理由があるから。(現実)
これらの意味で、僕たちの消費は”健康的な消費”と言えるだろうか。多分答えはNO。
そうした健全な消費とは言えない背景が問題となっているなか「フーフ」は生産背景の情報を発信しEC専門で、かつ卸を行うことな
く配送コストを下げることで低価格の商品を提供している点がすごくいいと感じた。(こうした意味でも既存の枠とは異なるファストファッションと言える)
まさに、ユーザーに”健康的な消費”を体験させているんですね。
ウィメンズしか売らない理由が面白かった

出典:foufou
記事の中でなぜウィメンズのみの展開しかしないのかという質問があって、その回答が個人的に面白かった。
理由はこう。
高坂:女性の服の方が客観的な視点で見ることができるからです。あと、男性って服のこだわりが強くて、新しいものにあまり手を出したがらない気がするんですよね。実際、僕も同じような服ばかり着ていますし(笑)。その点女性の方がいいな、と感じたらすぐに動く。そして着る服1つで印象がガラッと変わる。面白いですよね。
出典:https://www.wwdjapan.com/505188
普段アパレルの販売員をしているのですごく共感するのが「男性って服のこだわりが強くて、新しいものにあまり手を出したがらない気がするんですよね。」という部分。(確信ついてる)
女性の方の方がトレンドに敏感で新しい商品がすごく売れる。一方で男性の方は定番の商品を好む傾向があるのは働いてて感じるところ。
服に対して女性はすごく積極的で、男性はものすごく守備的(もちろんそうじゃない人もいる)
「こんなのあったらいいな」を提供する自分の作った服を買ってもらうにはどうしたらいいか?という中で、それらを売るためにはウィメンズの方が売れるに決まってる。
ブランドコンセプトだけではなく、「服が売れない」という時代の中で自分の作った服を売るにはどうしたらいいかという思考もしっかりしていて興味深い。
おそらくデザイナーのメンズの方(高坂さん)はすごくこだわりが強い分、ウィメンズの方が客観的にかつ消費者目線で服が作れるのかな?
そういう意味で”消費者目線”というファストファッションを体現しているブランドだなと強く感じた。
服が売れない時代でどのように価値提供していくか

出典:foufou
僕が「フーフー」すごく面白いブランドだなと思った一番の理由は
ファッション業界として新たな価値提供をしていると思ったから。
今日のファストファッションの商品は割と似たり寄ったりになってきていて、正直差別化が難しいと感じます。
その点で消費者のいつもとは違う「こんなのが欲しい」を叶えるために数量限定で提供している「フーフー」。大量生産で大量の種類の服を販売しているファストファッションとは全く違う価値を提供している。
またデザイナーさんのこだわりはぶれずに、かつどうしたら売れるのか買ってもらえるのかを同時に考えている点もこれからのファッション業界で生き残るスキルだと思う。
まさに消費者目線に立った次世代ファストブランドと言える。
最後に、foufouのinstagramもとても面白かった。投稿している文章も内容も。消費者目線で「服にかかるお金」の話や服に対する思いなど結構熱いことが書かれていたり。ちょいちょい面白いこと言っていたり。
(”健康的な消費”っていうワードセンスが素晴らしいので日常でドヤ顔で使いたい。。このワードにハマりました。)
終わり。
以前にファストファッション系の記事書いてます。(みてね)